情報ネットワーク利用ガイドライン
このガイドラインは学内の利用だけでなく学外での個人的な利用も含めて、皆さんがトラブルに巻き込まれないように注意事項と法律、倫理、マナーなどをまとめたものです。
ユーザー名とパスワード
「ユーザー名」と「パスワード」は情報ネットワークを利用するための大切な鍵です。
- 他人にユーザー名を使わせない、他人にパスワードを知られないようにしましょう。個人の端末の貸与にも気をつけましょう。また、他人のパスワードを見ることもマナー違反です。
- スマートフォン、タブレットなどの携帯端末もパスワードを設定して保護しましょう。
- パスワードは英大文字、小文字、数字、記号の4種類を用いた8桁以上の他人に推測できないものを使い、使い回しをやめ(Webサイト毎に異なるパスワードを使う)、メモした場合は他人に知られないよう保管場所に注意しましょう。また、パスワードは定期的に変更するようにしましょう。
- パスワードが他人に知られた疑いがあるときは直ちに変更し、被害がなかったか調査をしましょう。
- 本学総合情報センター利用規程では、IDおよびパスワードを第三者に利用させる、また貸与する行為および不正に使用する行為を行った場合は、情報ネットワークの利用を停止することがある、としています。
学内情報環境の利用
- 営利、政治活動、宗教の布教などの私用目的で利用することはできません。
- LANケーブルには総合情報センターが許可した端末以外は接続できません。
- 学内学外を問わず情報ネットワークに損傷を与える行為はやめましょう。
- RKU Wi-Fi(無線LAN)には本学学生は自由に端末を接続でき、利用内容についても法令や公序良俗に反しない限り特に制限はありません。本ガイドラインを守って利用してください。
ただし、授業時間中は教員の指示による使用に限ります。
電子メール
- メールには件名を簡潔かつ具体的に記載しましょう。
- 送信の前に今一度メール内容と送信先を確認しましょう。特に転送、返信する場合には内容履歴のすべてと送信相手に十分注意しましょう。転送は発信者の了解が必要です。
- ウイルス感染防止のため発信者が不明なメールの添付ファイルは開かず、メール内のリンクはクリックしないようにしましょう。
- 大学や企業、知人を装ったなりすましメールに注意しましょう。
インターネット
インターネットは情報収集、発信などに必要不可欠となっていますが、情報漏洩、ウイルス感染、詐欺など多くの危険が存在します。
- 怪しいWebページには近づかないようにしましょう。
- アプリのダウンロードや、情報入力の際は特にWebページの信頼性を確認しましょう。
- フィッシングと呼ばれる、本物に似せたWebページに他のWebページや電子メールから誘導し個人情報やパスワードを入力させる詐欺に気をつけましょう。パスワード入手を目的として新規会員登録を促すこともあります。
- 偽のウイルス感染警告、不当な料金請求(ワンクリック詐欺など)、虚偽の商品説明、「おとり」や「なりすまし」による対応など被害は様々です。直接相手と交渉せず、早めに消費生活センターなどに相談しましょう。
コンピュータウイルス
コンピュータウイルスに感染すると、その種類によってはコンピュータが動かなくなったり、ファイルが壊れたり、情報漏洩につながったりと様々な障害を引き起こします。知らない間に加害者となって他人のコンピュータを感染させてしまうこともあります。以下の点に十分注意しましょう。
- パソコンにはウイルス対策ソフトを必ず導入し、自動更新機能を有効にしておきましょう。しかし、ウイルス対策ソフトは必ずしも万全ではありません。Windowsを最新の状態にするなど、そのほかの対策にも注意を払いましょう。
- スマートフォン、タブレットなどのモバイル端末のウイルス対策も忘れずに行いましょう。
- ウイルス感染経路はメールの添付ファイルが多く、他に悪意のあるWebページやUSBメモリ・DVDなどのメディアから感染することもあります。
- ウイルス感染が疑われるときは、直ちにWi-FiをOFFにしたりLANケーブルを抜くなどしてパソコンやスマートフォン、タブレットなどのモバイル端末をネットワークから切り離してください。
データの取り扱い
ウイルス感染、パソコンや記録メディアの障害でデータが失われる可能性があります。安全に管理されているクラウドサービスを利用するのもよいですが、過信しないようにしましょう。また、オープンな環境にあるクラウドサービスや、盗難、紛失の恐れがある記録メディアは他人に見られる可能性がありますので注意しましょう。
- 重要なファイルはバックアップをとり、複数のコピーを持つようにしましょう。
- 人に知られたくないデータは保管場所によらずファイルに設定するパスワードで保護しましょう。ただし、このパスワードはログインのためのパスワードと違い、忘れた場合に復元する方法がありません。また、解析が容易なため、より強固な4種10桁(12桁推奨)以上で設定しましょう。
- ファイル共有ソフトは情報漏洩の危険性が高いため、十分な知識と必要性がなければ利用しないようにしましょう。
個人情報保護
個人情報とは、生存する個人に関する情報であって、名前、住所、電話番号、メールアドレス、家族の情報、クレジットカード情報、ユーザーID、パスワードなどによって特定の個人と識別できるもの、または個人識別符号が含まれるものを言います。
- 個人情報やそれに紐付く情報の入力は、十分に信用できるWebページでなおかつその利用目的が確認できた場合に限ります。
- 他人の個人情報はいかなる場合も無断で発信することは許されません。
- 個人情報には、写真、動画、音声、行動(いつ、どこに、だれといた、何をしていた)なども含まれます。
- 学内学外を問わず、不特定多数が利用するパソコンから個人情報を入力することはやめましょう。
- 生成系AIに入力した情報は、生成系AIのデータベースに蓄積されインターネット上に流出する危険があります。生成系AIに個人情報は絶対に入力しないでください。
ネットコミュニケーション
情報を発信するときはその内容に責任を持ち、それによって生ずるリスクや社会的責任を負うこと、時に犯罪に関わる恐れがあることを常に意識してください。
- 正しい情報を発信するように努め、事実と意見を区別しましょう。
- 他人の立場や状況に配慮し、情報は正しくても誤解や不快感を与えることがないようにしましょう。
- 批判を受け入れ感情的に反論しないようにしましょう。
- ちょっとしたいたずらや悪ふざけのつもりが第三者に深刻な被害を与えることがあります。
- アルバイト先、インターン先で知り得た情報を発信・公開してはいけません。
- SNSなど学外のサービスを利用する際は、プライバシー設定(公開・非公開)に気をつけましょう。
- 見知らぬ相手や会ったばかりの人を安易に信用してはいけません。
著作権・肖像権
- レポートや論文にWebページのコピーをそのまま貼り付ける行為は、著作権法に違反します。ただし、引用することで認められる場合があります。その場合は、出典および引用箇所を明記しましょう。自分の著作物が主であり、引用する必然性がないといけません。
- 生成系AIにより得られた文書・回答を、そのまま、もしくは語句の一部修正等を行って、自分が作成したものとしてレポート・論文・プログラミング等に利用することは、著作権侵害や剽窃・盗用となる恐れがあり、してはいけません。また、生成系AIにより得られた文書・回答を参考にする場合は、生成系AIを活用したことを明記してください。
- ソフトウェアや音楽、動画などは使用許諾に基づき使用し、違法にコピー、ダウンロードすることはやめましょう。
- 本人の許可なく容姿などの写真をWebページなどで公表すると、肖像権の侵害となります。
- 授業で配布、配信されたコンテンツ等には著作権があります。権利者の許可なく複製、転用、転載、販売するなど二次利用することはできません。