カシの東に鎮座するカナイユ岬 (1997年)

  マルセイユの20kmほど東にカシ Cassis (カシスともいわれるようだが、正しくはカシ)という小さな港町がある。マルセイユとこのカシの間には白亜の断崖があって、ところどころがクレバスの断面のような入り江(カランク)になっており、そこにボートを乗り入れるとすばらしい景色であることがミシュランのガイドブックに記されていた。あー行ってみたい、と思ったが、急ぎ足で、どこもかしこも見たいとこだらけの旅行では、そのために一日を割くことはできず、港に行くだけで我慢した。それでも、このあたりの独特の景色を眺めることができた。

 カシの町を西に、つまり岩塊の方向に行くと、末端はこのような断崖になっていて、そこを海の方に下ると天然のヨットハーバーになっている。上の写真では、左隅に海が写っているが、その先がヨットハーバーとなる。