ノルマンディー橋 Le pont de Normandie  (2005年)

 ブルゴーニュの高原に源を発し大西洋に注ぐフランス第二の大河セーヌ川。中世にはこの川をさかのぼってノルマン(バイキング)がパリを蹂躙し略奪をくりかえした。「ノルマンディー」という地名は、彼らの被害に困窮したフランス王(西フランク王)が、平和を得るために、セーヌ河口の地を彼らノルマンに与えたことに由来している。現在、略奪の前進基地が設営された河口には、大きなつり橋が架けられている。その上を高速道路が走り、ル・アーヴルと対岸のオンフルールは隣町のように行き来できる。