現実社会において数学の貢献度が低いように認識されがちであるが， 実は世の中のさまざまな現象の変化や規則性などを記述し，
分類， 解析する言葉を提供しているのが数学なのである．
従って，経済，金融，社会科学，データ解析や言語論理学など さまざまな分野で数学が直接あるいは間接的に用いられ活用されている．
　昨今では，Society 5.0 時代における社会的課題に対応していく ために必要な，数理・データサイエンス・ＡＩ教育のリテラシー
レベルの 学修内容の1つとして本講義で扱う「数学基礎」も備えるべき新たな素養， その涵養に努める必要があるとされている．
　本講義では『数学Ⅰ』に引き続き，社会生活において活用するであろう 最も基礎的な数学についての事柄を学修する．
具体的には， “ベクトルと行列”，“微分・積分”，“データの分析”について 教科書の例題を用いて，
世の中で必要とされている数学的な考え方， 整理の方法の基礎としてやさしく学修する．

・社会生活に現れる数の基礎的な概念を例示し， 簡単な計算ができること
・自然・社会現象を数学的に捉え，図や数式を用いて具体的に表現する ことができること
・自然・社会現象を表現する際に活用される数学的な方法を理解する ことができること

・授業進捗，出席確認，課題提示や演習レポート提出状況などの 連絡事項等にはRingやmanaba testを活用する．
・毎回の授業に出席し，疑問点は上記システムを活用し， 復習あるいは教員に相談するなどして解決すること．
また，各回のテーマに関して事前に考察，予習し， 講義に積極的に参加すること．