2001年度
主将 児玉 智繁
自分は、キャプテンとして何をすべきか、何をさせるべきか全く分からない状態でのスタートでした。
そのくせ今年度は転機の年という事で、コース制の導入などの試みもあり、大変だなという不安もあったのですが、
主務の三浦・寮長の山本・副将の喜瀬、田口、浅野のサポートもあり、というかほとんど彼等のおかげで僕は最後まで頑張れたのだと思います。
物言わないキャプテン、考えないキャプテン、を本当に良くこのリーダー陣はサポートしてくれました。
体を張って引っ張るんだと言いながら、本当に体を張っていたか?と自問自答してみると全然足りない気がしてしかたがない、
こんな後悔はしたくない。何でも物事って言うのはやれる時期が限られている。自分の場合、107人を束ねるキャプテンという物凄く
大きな舞台に立たせてもらったのにも関わらず、今大きな後悔をしている。それは、目標を達成出来なかったからだ。
結果が全て出きった状態で、あの時こうすれば良かった、んだとかあの時こう言えば良かったなんて思ったってしょうがない。
その時、その瞬間思ったことを言えばいい。今思うと後先考えて行動してしまった自分が憎い。
それは間違った事だってするかもしれない、でもそれは、勝つ為に必要な事だったらいいのではないかと思う。
次のキャプテンには、とにかく突っ走ってもらいたい。そして、勝つためには何事も妥協しないAチームを作ってもらいたい。
そして何より、流大ラグビー部には真の男になってもらいたい。一生懸命やってる奴を馬鹿にするな。頑張ってる奴を馬鹿にするな。
練習中に愚痴を言う奴は自分がその練習に対して一生懸命やってないからだ。
もっと自分自身、謙虚にそしてプライドをもって頑張って下さい。
また、日頃から多大なご尽力をいただいているOB会、父母、そして佐伯学園長、坂下学長をはじめとする教職員の皆様方に深く御礼申し上げます。
四年間、本当にありがとうございました。
来年度からも流経大ラグビー部を宜しくお願い致します。
主務 三浦 信二
今シーズンは、1部に昇格してから5年目のシーズン、そして昨年度リーグ戦第8位ということもあり、流通経済大学ラグビーフットボール部
にとって勝負の年でした。
自分自身でも、今年結果を残せなければ、このままリーグ戦内で、低迷を続けてしまうのではないかと不安な気持ちでのスタートでした。
結果的に「リーグ戦6位・大学選手権出場権なし」が、今シーズン自分が主務として作ったチームの結果です。この1年間、父母・OB・クラブ
関係者・教職員の方々の協力、そして最高のスタッフ陣、最高の部員達に支えられ最後まで熱い気持ちを忘れずにやってくることができました。
しかし現実には結果がすべてです。結果がともなわなければ、いくら順位が上がっても自己満足で終わりだと思います。
「悔いを残すな」と色々な方々から励ましの言葉を頂きましたが、正直に言ってかなり悔いを残しています。
今年度の卒業生全員が悔しくて、悔しくて、しかたがなかったと思います。この気持ちは一生忘れないと思います。
新チームには、こういう気持ちになりたくないのなら大学日本一になって最後の試合を笑って終われるようにしないと悔いは必ず残ると
伝えたいです。だから、新4年生だけではなく、部員全員が来シーズン、たった1年のシーズンに全てをかけて望んでもらいたいです。
最後になりますが、自分は本当に頭が悪く、気のきかない主務でしたが、ラグビー部を応援していただいた方々、
仕事の手伝いをしてくれた女子マネージャー、そして一緒にフィールドでプレーした部員一人一人には一生感謝し続けます。
本当に今シーズン、そして個人的には4年間お世話になりました。ありがとうございました。
関東大学リーグ戦
1部 リーグ | 関東 | 法政 | 大東 | 日本 | 専修 | 中央 | 東海 | 流経 | |
関東学院 | 1 | ○ 32-15 | ○ 69-17 | ○ 44-6 | ○ 54-0 | ○ 99-0 | ○ 79-3 | ○ 56-10 | |
法 政 | 2 | ● 15-32 | ○ 44-40 | ○ 51-10 | ○ 81-0 | ○ 73-16 | ○ 67-17 | ○ 70-0 | |
大東文化 | 5 | ● 17-69 | ● 40-44 | ● 35-44 | ○ 63-12 | ○ 57-25 | ● 27-43 | ○ 42-12 | |
日 本 | 4 | ● 6-44 | ● 10-51 | ○ 44-35 | ○ 68-3 | ● 19-22 | ○ 41-31 | ○ 33-11 | |
専 修 | 8 | ● 0-54 | ● 0-81 | ● 12-63 | ● 3-68 | ● 7-69 | ● 42-51 | ● 27-30 | |
中 央 | 3 | ● 0-99 | ● 16-73 | ● 25-57 | ○ 22-19 | ○ 69-7 | ○ 33-12 | ○ 27-13 | |
東 海 | 7 | ● 3-79 | ● 17-67 | ○ 43-27 | ● 31-41 | ○ 51-42 | ● 12-33 | ● 22-26 | |
流通経済 | 6 | ● 10-56 | ● 0-70 | ● 12-42 | ● 11-33 | ○ 30-27 | ● 13-27 | ○ 26-22 |
関東大学ジュニア大会
|
|
|
|
|
|
|
|
秋季オープン戦
9/24 | 流C | ○ | 55 | - | 5 | 武蔵工業大 |
9/24 | 流C | ○ | 52 | - | 5 | 日本大C |
9/23 | 流大 | ● | 15 | - | 35 | 筑波大 |
ニュージーランド合宿
9/1〜 クライストチャーチ 9/10〜 オークランド 〜9/16
監督 上野 裕一
ラグビーという競技を通して、多くのヒトにめぐり合った。今回の遠征においても新たにめぐり合ったヒトもたくさんいた。海外でともに生活することで、学生たちとも、より親密になることができた。僕自身ラグビーから多くのことを学んだし、現在も学びつづけている。特に何から学ぶ事が多いかというと、それはラグビーにまつわる人間関係からである。
この春から一緒に合宿所で生活することになったからかもしれないが、学生から学ぶ事が最近では一番多いような気がする。テクニカルな意味では、さまざまな優秀な指導者や海外情報などから学ぶ事もあるが、それ以上にラグビーの本質を教えてくれるのは、自分が指導している学生からである。したがって、学生は僕の恩人であり、教師である。だから、精一杯学生に恩返ししなければならないと思っている。
僕は日頃から、スタッフの連中に、我々は学生のサーバントたれと教えている。サーバントを直訳すれば、召使である。そこまでの強い意味はないにしても、学生達に精一杯サービスを提供しなさいということである。したがって、我々スタッフは学生たちに頭ごなしに無茶なことを要求することはない。むしろ、学生たちから、無茶な注文を受け、何とか精一杯解決しようとしているのが現状である。それでもなお、学生たちが、我々をあてにし、頼ってきてくれている。自分でいうのもなんだが、信頼関係というのはこういうものかと実感するときがある。決して先輩だからといって、えばらなくてもいい、教師、監督だからといって、えらそうにする必要はない。自分が、学生からどう思われたっていいじゃないか、学生たちがいるからこそ我々がいる。そう思えば自然と、学生にも優しくなれるのではないかと思っている。
今回の遠征は、学生たちの強い希望に則ったものであり、学生たちが企画運営したものである。遠征前・中・後の事は、スタッフや学生たちが遠征記として一生懸命まとめている。
それを読んでいただければ、何があったかは伝わると思う。今回の遠征では、学生たちもスタッフも多くのものを学んだし、発揮してきた。今後の人生に大きな財産を得たものと確信する。部員全員で遠征するということの目的は、RKUラグビーの文化の創造と自分では位置付けている。その意味において、成功であったとここに報告したい。
結果は、何年後に現れてくるか分からない。予測を立てる事は出来ないが、今回の経験は、学生たちの今後の人生の大きな糧になったことはいうまでもない。一人でも多くの精神的に強いヒトたちが出てくれたらいいなと考えている。
最後に、この遠征を実施するにあたり多大なご協力をいただいた、佐伯学園長、坂下学長はじめ、教職員の方々、また、この経済不況の中、子供たちの遠征費等のご負担をいただきました、ご父母のかたがたに心よりお礼申しあげます。
今回の遠征には、吉村部長の奥様の吉村京様にご参加いただきました。奥様は、現在ドイツのBOSCHという会社の役員秘書をされております。今回の遠征では、宿舎や交通関係の手配、全日程の会計をすべてお願いいたしました。それ以外にも、遠征期間中には盗難事件が発生しました。これに対する迅速な対応は特記すべき事柄であります。警察とのやり取り、盗難にあったパスポートや航空券の手配、テロ事件の影響も考慮に入れた帰国便の手配など、これらの仕事を一日の内に、日本領事館や航空会社と掛け合って処理していただいた時などは、感謝の気持ちを通り越し、これぞプロの仕事、仕事のクオリティーの高さに驚嘆するばかりでございました。ここに、あらためまして、感謝の意を表します。
また、今回アメリカで発生しましたテロ事件では多数の尊い命が失われました。心より哀悼の祈りをささげたいと思います。遠くアメリカで起きた事件とはいえ、世界中を震撼させたこのような事件が二度とおきないよう、また、その後のアメリカの報復戦闘行動により、アフガニスタンでも多数の罪のない人たちの犠牲がでていると聞きます。今後どのような情勢に向かって世界が進行していくかは分かりませんが、世界が平和に、そして、人類が明るい未来に向かって発展していく事を痛切に願わずにはいられません。
主務 三浦 信二
今回、部員全員でニュージーランドに遠征すると決めたのは、4年に一度の公約というのもあるが、部員100人の意思統一を図りたかったからだ。毎年自分が感じていたシーズンに入るにつれての、Sr.チームと、Jr.チームの意識の違いがどうしても気に入らなかったので、今年は成功するか失敗するかは分からないが、とにかくアクションを起こしてみようと考えていて、この海外遠征が目に見える一つの、そして最も大きなものに写ると思い実行した。実際にニュージーランドに行ってみると部員達はその環境の素晴らしさに感動し、練習、または試合の場では体を張ってやってくれた。またピーターコーチのおかげでAチームからDチームまで本場・ニュージーランドのチームと試合をたくさんできた事が部員のモチベーションを上げることにつながったのだと思う。
この遠征は、とにかく部員のモチベーションを上げることとニュージーランドのコンタクトプレーにどれだけ体を張れるかというところだったのだが、それなりの収穫があったと確信がある。この遠征の成果はシーズンが進むにつれて出てくると思うので、シーズン中全力で結果を出せるように精進していきたいと思う。
また、この遠征は多くのスタッフに支えられてはじめて実行できたのだと思います。全ての協力者に感謝しています。ありがとうございました。
主将 児玉智繁
今年は四年に一度、部員全員で海外遠征に行く年。しかし、そう簡単に決められるものではなかった。幾度となく先生方とミーティングを行い、四年生の意見を伝え、そして決まった部員全員での海外遠征。
行くにあたって、自分達リーダー陣をはじめとする四年生に課せられた事といえば、当然100人の部員達を統括する事であった。ニュージーランドに行ってからは、毎日リーダーミーティングを行い、「グランドではお前が、私生活ではお前が。」と役割を決め、生活をしてきた。この事より、今までよりもリーダー陣の結束力が増したと自分は思う。
実際、自分が見ていたのはグランドであった。向こうでの練習のメインは、コンタクトプレーの強化とチームプレーの確立だった。ニュージーランドのチームとゲームをしてみて、流大の明らかな弱点が分かった。それが、“コンタクトの時の弱さ”だった。「ゲームをしていても、ボールをスムーズに出せない。タックルが弱い為、一発で抜かれる。」皆が身にしみて実感した事だと思う。そのおかげで、やる事が一つ、明確になった気がする。
ゲームの結果としては、Aチーム以外のB,C,Dチームが頑張って良い結果を残し、その後押しがあったおかげでAチームも徐々に仕上がってきたと思う。
何の為に部員全員で行ったか、全員で勝つためだ。それを立証する為にも、これから始まる公式戦は負けられない。
ニュージーランドに行った二週間で結束力の上がったリーダー陣、Aチームの士気向上のために体を張ってゲームをしてくれた部員達。Aチームには、決して無駄ではなかった事を証明する義務がある。ゲームに出られない奴等に答える義務がある。これからは、俺等が体を張ってみせる番だ。そういう気持ちになれるのも、みんな、こういう海外遠征というものがあったからだと思う。
編集後記 3年 佐藤 慶樹
今回のニュージーランド遠征は我々学生が全部員で行くと決め、自らの勝利の為に行ったものである。
それぞれ遠征で成果を残し、無事に帰国し、満足をしていることだろう。だが個人的に良い遠征だったと感じるだけではいけない。その影には私達のことを考え、努力や苦労をしている人が必ずいるのだ。私達部員はそのことを忘れてはならない。
吉村部長、京さんに会計の補助をしていただき、盗難事件の際にも大変お世話になった。
茅原副部長が何度も病院に連れて行ってくれた。
上野監督、内山ヘッドコーチに練習を組み立てていただき、ピーターコーチは試合を組んでくれた。
風見コーチが早くから単身ニュージーランドに行き、食事の準備をしてくれた。勿論、毎日の食事でも常に選手のコンディションのことを考えていてくれた。
荒川コーチ、岩佐トレーナーが毎朝テーピングを巻いてくれた。試合時もメディカルとして選手のケアをしてくれた。
佐伯学園長、坂下学長をはじめとする先生方や学生生活課の職員の方々、遠征に行けなかったラグビー部のスタッフ、またOBの方々にも多大なご協力をいただいた。
このツアーを担当してくれた浦山さんをはじめとする日通旅行の方々には本当にお世話になった。
勿論、自分達の親にも深く感謝して欲しい。
この文章は編集後記にはふさわしくないかもしれない。だが、上野監督をはじめとするスタッフの方々が100人を超える部員を率いて、この遠征に尽力してくださったことに私は感謝の意を表さずにはいられなかったのである。
9/15 | A | ○ 15-10 | Suburbs Colts | |
B | ○ 34-12 | Kelston High School | ||
C | ● 20-23 | Suburbs B | ||
D | ● 10-56 | Avondale College | ||
9/12 | A | ● 21-27 | vs Waitemata U22 | |
B | ● 5-21 | vs Waitemata Colts | ||
9/8 | A | ● 22-56 | Cantabrians U19 | |
B | ○ 49-22 | Old Boys Colts | ||
C | ● 10-33 | Sydenham Colts | ||
D | ○ 32-15 | Old Boys U18 | ||
9/5 | A | ● 15-60 | Mid-Canterbury | |
C | ○ 24-20 | Mid-Canterbury U18 |
菅平合宿 8/20/-28 菅平高原プラザホテル
8/27 | ○a | 36-26 | 大阪体育大 |
〃 | ●b | 19-32 | 大阪体育大 |
〃 | ●c | 7-37 | 関西大 |
〃 | ○d | 10-7 | 関西大 |
8/25 | ○b | 50-0 | 大阪産業大 |
〃 | ○c | 91-24 | 名古屋学院大 |
〃 | ●d | 22-38 | 神奈川大 |
8/24 | ○a | 78-19 | 近畿大 |
〃 | ○b | 38-7 | 近畿大 |
〃 | ○c | 61-5 | 朝日大 |
〃 | ●d | 7-31 | 近畿大 |
8/22 | ○b | 48-0 | 東北福祉大 |
〃 | ○d | 38-7 | 東京経済大 |
8/21 | ●c | 14-38 | 山梨学院大 |
〃 | ○d | 41-5 | 山梨学院大 |
春季オープン戦
6/24 日 | ● | 10 | - | 42 | 関東学院大 |
〃 | ○ | 31 | - | 19 | 関東学院大 |
6/17 日 | ○ | 31 | - | 26 | 慶応義塾大 |
〃 | ● | 10 | - | 26 | 慶応義塾大 |
〃 | ○ | 38 | - | 5 | 朝鮮大 |
〃 | ○ | 21 | - | 5 | 朝鮮大 |
6/10 日 | ○ | 49 | - | 12 | 白鴎大 |
6/ 9 土 | ○ | 67 | - | 12 | 東京大 |
6/ 3 日 | ○ | 47 | - | 34 | 法政大 |
〃 | ● | 24 | - | 35 | 法政大 |
〃 | ○ | 31 | - | 19 | 立正大 |
〃 | △ | 45 | - | 45 | 立正大 |
5/27 日 | ● | 31 | - | 65 | 中央大 |
〃 | ○ | 42 | - | 31 | 中央大 |
〃 | ○ | 19 | - | 7 | 東洋大 |
〃 | ○ | 22 | - | 21 | 東洋大 |
5/20 日 | ● | 5 | - | 26 | 帝京大 |
〃 | △ | 29 | - | 29 | 帝京大 |
〃 | ● | 24 | - | 57 | 埼玉工業大 |
〃 | ● | 7 | - | 45 | 埼玉工業大 |
5/13 日 | ● | 17 | - | 26 | 東海大 |
〃 | ○ | 24 | - | 21 | 東海大 |
〃 | ● | 0 | - | 64 | 東海大 |
5/ 5 土 | ● | 12 | - | 56 | 専修大 |
〃 | ○ | 36 | - | 14 | 専修大 |
5/ 4祝 | ● | 7 | - | 39 | 筑波大 |
〃 | ● | 0 | - | 41 | 筑波大 |
5/ 3 祝 | ● | 0 | - | 95 | 早稲田大 |
〃 | ○ | 33 | - | 24 | 早稲田大 |
第3回 東日本大学セブンズ 関東協会
5/ 6祝 | ● | 19 | - | 22 | 専修大 |
〃 | ● | 19 | - | 26 | 明治大 |
関東大学リーグ戦 SEVEN A SIDE 4/14・15
3位決定戦 | ○ | 15 | - | 14 | 日本大 |
準決勝 | ● | 5 | - | 22 | 関東学院大 |
2回戦 | ○ | 32 | - | 21 | 大東文化大 |
1回戦 | ○ | 33 | - | 5 | 立正大 |