1995年度

一年を振り返って

主将 横尾 敏雅 2部全勝優勝、1部昇格という年間目標を達成するために、部員全員が力を終結し、毎日グランドで汗を流してきました。今年度は、上野監督の指導の下、特に4年生を中心にチーム作りを進めてきました。当初の目標を達成するためには、2部で圧倒的な強さを得る事の重要性は強く認識していました。チーム力をアップさせるための基本戦術としては、FW・BKでボールをキープしつづけ、展開、連続攻撃で相手を崩すというものをうちだしました。そのためには、FWはBKのプレーを身につけ、BKはFWのプレーを身につけるという思想を全員が頭の中で理解し、実践してきたつもりです。何人か怪我人がでて辛い試合もありましたが、リーグ戦2部で2位という成績を納め、入替え戦に出場できたことは今から考えると70−80点の総合評価をすることが出来ますが、結果的には17−46で敗退し、目標を達成する事ができませんでした。
我が流通経済大学ラグビー部は、まだまだ発展途上のチームです。来年は我々が果たせなかった夢、悲願の1部昇格にむけて、後輩達ががんばってくれるものと思います。いつも試合の応援に来て、暖かい応援をしてくださったOBの先輩、大学の教職員の先生方、また、父兄の皆様には本当に感謝しております。来年も今年以上にがんばってくれることと信じていますので、応援のほど宜しくお願いします。

主務 落合 充樹 大学3年の春、上野監督に「お前、主務をやったらどうだ」といわれました。そのときは1年上の先輩に最適な人物がいたので、私自身呆気にとらわれてしまいました。私は「はい、やります」といきおいよく返事したものの、やはり3年生の主務というものはやりずらく、自分自身で納得しかねる部分もあり、はっきりいってしまえば”名ばかりの主務”でした。
本当の意味での部の運営のあり方について理解できたのは、4年生になってからでした。私にも主務としての自覚がでてきたのか4年生になってからの主務はとても楽しい感じがしました。つらいこともたくさんありましたが主務を頑張ってきてよかったと思います。結局最後は試合に出れませんでしたが、チームに対して貢献できたことは、私自身誇りに思っています。いろいろお世話になった荒木先生、上野先生、吉村先生、茅原先生、陰山さん、諸先生方、本当にありがとうございました。そして、1年間こんな不甲斐ない主務についてきてくれたチームメイトのみんな、本当にありがとう。今年成し得なかった1部昇格の夢を実現させ、白いユニフォームが秩父宮ラグビー場で、戦っている姿を早く見たいものです。
最後に後輩諸氏へ ”東海に負けたあの悔しさを忘れるな”

寮長 大野 有人 私を寮長に選んでくれた人のために、いい加減なことは出来ないと肝に命じ、この1年間練習では主将を中心に、寮では私を中心として1部昇格を目指しました。目標を達成するには、まず、私生活を乱さない事、寮をいつも清潔に保つ事だと思い、私のできる限りのことはやりました。しかし、残念ながら夢がかなわなく、とても残念でした。精一杯自分なりにがんばってきたつもりです。1年間こんな寮長に協力してくれた部員のみんな、上野先生をはじめとする諸先生方に対し、言葉にならないくらいの感謝の気持ちでいっぱいです。1年間ありがとうございました。

少年ラグビー指導 中村 太亮 流通経済大学少年ラグビー(ドラゴンズジュニア)クラブは、毎週日曜の午前中に2時間から3時間程度の練習を行いました。
練習内容はランパスやタックルなどの基本的なものが主でした。また、秋にははじめて茨城県交流大会に出場しました。この試合は、低学年(1.2年)、中学年(3.4年)、高学年(5.6年)に別けてそれぞれ試合をするものですが、うちのチームは人数が全部で16人と少ないので、どの学年も他のチームからメンバーを借りて試合を行いました。子供たちも楽しそうにやっていたので、初めての試合にしては、まずまずよかったと思います。
来年は部員数をさらに増やし、子供たちがラグビーをより楽しめるように指導していきたいと思います。

 

後期をむかえるにあたり

主将 横尾 敏雅 後期は、前期に行ってきたことの完成と、その完成度に応じて部内セレクションを行い、チーム代表選抜を行っていくつもりです。常に上を目指して、そして最後には笑えるように、日夜精進していきます。

副将 入沢 英希 後期は、スクラム・ラインアウト技術の向上はもとより、実践的なユニットプレー、サインプレーの練習なども取り入れ、いかにしたら試合に勝てるかということを考え、つまり「試合に勝つ」という点に重点をおき練習していきたいと思っています。

副将 倉林 直樹 後期からは、実践をとおしてユニットプレーと実践の導入に力を注いでいきたいと思います。

副将 上野 貴広 後期は、個人スキルのさらなる向上と、オープン戦の結果から得られた評価を基に、ユニットスキルの実践をつうじた改善を行っていきたい。
そして前期での積極的なラグビーを忘れることなく、激しいタックル・コンタクトプレーを目指し、厳しい公式戦を勝ち抜き、1部昇格という大きな目標を確実に達成できるよう鋭利努力に参りたいと思っております。