写真の上部中央に、小さな赤い屋根の群れが見える。人口約2万1千人の町、ミヨーである。町といっても、県庁所在地であり、フランス語ではパリと同じヴィルville(市・都市)となる。ヨーロッパの田舎では、万を越えれば、立派に都市といいうるのだろう。2005年春、新聞にミヨーの町の北に世界で一番長い陸の橋(高速道路用)ができたことが報じられた。写真右のような断崖と断崖とを結ぶ橋で、標高も高いせいか、写真では雲の上に橋がかかっていた。とても幻想的な景色に見えた。

   その後、2006年度の新版フランス語教科書(朝日出版)の表紙に、この風景写真が使われているのを発見した。